こんにちは牧野です!
今回は釣行記ではなく、タックル…
特に涸沼初心者に向けた、リールとロッドについて考えてみます。
※長らく2016版でしたが、2020版としました。
まず始めに、涸沼の大雑把なシーズナルパターン
1月~4月
涸沼でシーバスを取るのは困難なシーズンだと感じます。
涸沼川では2月、3月でも産卵に絡まない個体が釣れますが…。
4月頃超ミニミニのハクパターンがらみで涸沼でも釣れだします。
5月~6月
涸沼でシーバスが比較的安定して釣れ始める時期です
基本的にベイトとなるハク(ボラの幼魚)のサイズはとても小さいため、使うルアーも5~6cmの小さいものになります。
トラウトやメバル用のルアーも場合によっては出番がありそうです。
日中に観察するとハクのサイズ感がなんとなくつかめる(絶対ではない)のでお勧めです。
7月~8月
暑い日が続くと釣りにくい時期ですが、逆にポイントは絞りやすいです。
また、6月前よりもテクニック不要で簡単に釣れる時期だと思います。
セオリー通り、雨後のタイミング、流れのある場所が有効になります。
ハクは少しずつ成長して、7~10cmくらいになってます。
このへんのベイト事情もシャローに行って観察すればよくわかります。
9月~10月
人間も過ごしやすいくらいになってくると、涸沼でもイージーに釣れるようになってきます。特にカビボラを意識した表層の釣りがオススメです。
個人的にはこのタイミングが釣りやすさ、サイズ共に最盛期だと思います。
ベイトは成長して12cm オーバーです。
11月
涸沼シーバス終盤戦です。
やはりベイトは大きく、それなりのサイズのルアーを使うべきでしょう。
※2019はカビボラが不発(水温が高すぎたまま11月が過ぎたと予想)
2018は超簡単に釣れるがサイズが出ない年だった。
ルアーサイズの基準はマッチザベイト…タックルは?
ベイトサイズに対応するルアーを季節ごとに使うとして、適応するリールとロッドは…
4月~7月くらいまで
リールはシマノで言えば3000番(ダイワで2500番)でノーマルギアかハイギア
ロッドの調子はML で8.6ftから9.6ftくらいの長さがウェーディングで扱いやすい
8月~11月には
リールはシマノで言えば4000番(ダイワで3000番)でノーマルギアかハイギア
ロッドの調子はMで9.6ftくらいの長さがランカー対応でオススメ
初心者だし2セット揃えるのが無理!って人
MLの9ft前後に3000番が無難です。
ただ、MLだと大きなシーバス(90up)がヒットした時や、それなりに大きなルアー(30gより重いルアーなど)を気持ちよく投げるときは、Mに比べて不利になります。
最近のシーバス業界はビックルアー志向が強いので、涸沼にはハイシーズンしか行かないぞって人はMでいいと思います。
実際、最近人気のファシャッド100なんかも重いのでMLでは少し投げにくい・・・
牧野の場合(参考)
ちなみに僕はMLのロッド(モアザンエキスパート93ml、ラテオ96ml)に対して
シマノのC3000番orダイワの2508番(0.8号のPEライン)のリールと
シマノの4000番のリールorダイワの3000番(1.2号のPEライン)を時期と気分に合わせて使い分けてます。
オープンエリアで 大きい魚がかかった時はドラグを出して、十分に巻いてこれる状態からキャッチすることを心がけることで、90upもMLにC3000でも取れています。ドラグの調整は釣行時、忘れずに行います。
一方で杭などのストラクチャーが多い場所では太めの糸(1.2号以上)に4000番以上のリールでゴリ巻きが良いです。巻かれたら魚にダメージがある上、涸沼で漁業を営む方々の迷惑となってしまいます。
※思い出してみると、僕が初めてシーバスを釣ったのはバスロッドで調子はLでした。当時はよくわからないままとりあえず必死に巻いてなんとか60cmくらいのをランディングしました。竿が柔らかいというのは、バレる要素になりにくいのでしょう。根に潜られる、走られたら困るようなフィールドで無ければ特に竿の強さは好みでいいと思います。
涸沼シーバスの特徴
涸沼は東京湾と比較してランカーサイズが出やすいです。
その上、たんまりとボラを食っているのでパワーもあります。
ランカーシーバスはガリガリでなければ、掛けた直後の引っ張り合いの主導権を持っていかれることが多いので、そのような感覚が得られた時はランカーの可能性を考慮し、ファイトに集中、ドラグ、ロッド角度の調整で乗り切りましょう。
千葉県の港湾シーバスばかり釣っていた僕には、涸沼をメインにする人たちが70upを
「普通じゃない?」
って感じで話しているのを聞いて驚きました。
港湾では十分にビッグサイズです。
そんな涸沼だからこそ、ロッドの調子はM以上、使うルアーサイズは12cm以上!そんなロマンに満ちた選択も全然有りだと思います。(初心者向けの主旨からは外れますが…)
こんなところでしょうか、ロッドとリールの具体的な選択肢については、今度追記してみたいと思います。
道具はあくまで道具で、初心者の内は釣りに行く回数を減らしてまで高額な物を買う必要はないという観点で追記していく予定です。
それではみなさん、良い釣りを!
コメント